アートと最新XR技術が融合した「ARTBAY TOKYO アートフェスティバル2023」が臨海副都心エリアで開催中

臨海副都心エリアを舞台にしたアートフェスティバル「ARTBAY TOKYO アートフェスティバル2023~CIRCULATION~」が臨海副都心エリアで開催中。海を臨む開放的な空間で開催する本アートフェスティバルは、今年で2回目。今回は、デザイナー長場雄氏による描き下ろし作品と最新のXR技術が融合した新作を公開するほか、物流コンテナを舞台に、新進アーティストたちのダイナミックなインスタレーション作品を展示する。24日(日)まで。

今年のテーマは「CIRCULATION-まちもひともせかいもめぐる-」。「循環」や「巡回」「周遊」を表す言葉から、先進的なテクノロジーを使った作品や、サーキュラーエコノミーを意識したワークショップ、この場所ならではの素材を活用したインスタレーションなどを展開する。会場では、約25のプログラムを通して、都市と人の関係性や、自然と人との共生、時間の循環を感じることができるという。

「ARTBAY TOKYO アートフェスティバル 2023」の玄関口となる「シンボルプロムナード公園内 花の広場」や隣接する「シンボルプロムナード公園内 石と光の広場」では、街で暮らす人々の日常を温かみのある筆致で描き出す長場雄をはじめ、新進のキュレーターYoshidayamar(吉田山)によるキュレーションのもと、今注目を集める現代アート作家がそれぞれの視座・手法を用いて表現するパースペクティブな作品展示を行っている。そのほか、街がまるごとアート作品になる、ダイナミックなARアート作品を用いた参加型アート体験や、BMW GROUP Tokyo Bay、日本科学未来館などの施設で繰り広げられるワークショップ、ライブペインティングなど、臨海副都心エリアの屋外や屋内の複数の会場で、多彩なプログラムが行われる。

イベント概要
ARTBAY TOKYO アートフェスティバル2023
CIRCULATION -まちもひともせかいもめぐる-
日時:2023年9月15日(金)~24日(日)10:00~18:00
※エリア・日時により異なる
開催場所:臨海副都心エリア
A:シンボルプロムナード公園内 花の広場・石と光の広場(東京都江東区有明3-7)
B:テレビ朝日施設建設予定地(東京都江東区有明3)
C:シンボルプロムナード公園内 夢の大橋(東京都江東区有明3-1-10)
D:シンボルプロムナード公園内 夢の広場(東京都江東区青海1-3)
E:BMW GROUP Tokyo Bay(東京都江東区青海2-2-15)
F:日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6)
G:ダイバーシティ東京 プラザ(東京都江東区青海1-1-10)
参加・入場料:無料
ウェブサイト:https://artbayfes2023.com/
X(旧Twitter):@artbaytokyo
Instagram:@artbaytokyo
関連リンク:「ARTBAY TOKYO」https://artbaytokyo.com/

主な展示内容

Everyday Life@花の広場

長場雄氏による作品の展示のほか、スマートフォンをかざすと、ARやVRによって長場氏の作品世界がたち現われ、もうひとつの世界が目の前に広がる。親近感や暖かさ、そして遊び心を取り入れた作品が、メイン会場のスタート地点を彩る。

Biotope Circles-生きるものたちの息づかいが聴こえる場所@石と光の広場

『循環』をテーマとした野外での展覧会。キュレーターのYoshidayamar(吉田山)と建築家のコレクティブである“GROUP”、そしてコラボレーターの奥多摩美術研究所が展覧会のための舞台を設計。新進の現代アート作家たちが無機物・有機物を用いて、それぞれの表現手法で“Biotope Circles(生きるものたちの息づかいが聴こえる場所)”を多角的に作り上げている。展覧会舞台の中核を成すのは、海を臨む臨海副都心の風景の象徴であり現代人の営みを支える「コンテナ」。さまざまな海を越えてきたコンテナを循環の象徴とし、表現の舞台として設置することで、物流を代表とした経済の営みと生物の営みをアートで結びつけるこれまでにない取り組みを展開している。

Tokyo Bay Palette@テレビ朝日施設建設予定地

日本のサブカルチャーやミュージックシーンで活躍中のイラストレーター「がーこ」が、「臨海副都心エリアを巡る過去、現在、未来」をテーマに全長25メートルにもおよぶ壁画作品を制作。現在建設中のテレビ朝日・商業施設の仮囲いアートワークとして展示している。すぐ近くの公衆トイレの壁面には、メタバースアイドル「めたしっぷ」のキャラクターがアブストラクト化した表面模様となって彩られている。

のんびり自動運転ベンチで音声ARガイド体験@夢の広場

公園のベンチのような形状をした小型自動運転モビリティ「PARTNER MOBILITY ONE」に乗って、夢の広場から夢の大橋を渡るコースを用意。乗り物は久留米工業大学とパーソルクロステクノロジー社、Le DESIGN社の3者が共同開発したもので、家族や友人と一緒にのんびりと景色や会話を楽しめる。LOOVIC社の音声ARガイドも用意されている。

WHAT IS A BORDER? 境界線ってなに?@日本科学未来館

テクノロジーとアート、未来と現在、ヒトと空間、現実と仮想。「別々に思えるけれど、その境界線ってどこにあるんだろう? そもそも、分かれているのかな? 分けられるのかな?」というテーマを据え、展示されている作品やワークショップを通して子どもたちと未来のテクノロジーや自分自身の存在に思いを巡らせる体験を提供する。

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